SIMPLE NOTE

シンプルノート便り/人生をプランするコトの大切さ

こんにちは、中谷です。
日中の厳しい暑さが体に堪えますね。来週も猛暑日に迫る暑さが続く予報です。
こまめな水分補給を心掛けてください!

さて前回の「シンプルノート便り」にて、家に欠かせないお金の話をお届けしました。
家づくりは将来を見据えた資金計画が何より重要で、今回は『子供の教育資金について考えた上で、どのように家づくりの計画を立てればいいのか?』をご紹介します。

マイホームをお考えの方はぜひご参考にしていただければ幸いです。
(シンプルノートの設計コンセプトに基づいたコラムです)

🔷シンプルノート便り
「人生をプランするコトの大切さ」

今後は、社会保障費や税の負担が上がること、そして、前回お伝えしたように不足する可能性が高い年金の上乗せ貯蓄を、現段階からコツコツとしなければいけないことから、私たちの可処分所得は増えるどころか、逆に減っていくことになるのですが、一方で、大学への進学率が上がっているため、厳しい家計の中、子供への投資資金を貯めていかないといけません。

なんせ2018年の文部科学省の調査によると、大学への進学率は約58%となっており、どうやら大学への進学が以前に比べて当たり前となりつつあるようですからね。
奨学金ありきで、大学を考えてしまうと、子供たちに大きな借金を背負わせてしまうだけですしね。

そんなこんなで、子供たちのために具体的なプランを立てないといけないのですが、では大学に進学するとした場合、一体どれくらい必要なのか、あなたはご存知でしょうか?

現実と向き合ういいタイミング

大学の費用は、国立なのか私立なのかによっても違えば、私立の場合、文系か理系かによっても違ってきます。
また、県外の大学に行くとなれば、学費だけじゃなく、家賃や生活費などの仕送りもしてやらないといけないのですが、ここでは、この中でも比較的負担が大きい、県外の私立理系の大学に4年間通うと仮定して、一体どれくらいの費用が必要になるのか考えていってみますね。

まず、私立理系の学費には、4年間で約540万円かかると言われています。
(4年分の学費と入学準備金の合計額です)

そして、仮に家賃と仕送りに毎月7万円かかるとしたら、学費とは別に336万円もの費用がかかることになります。

つまり、合わせると876万円もの費用が1人あたり必要なのですが、仮にあなたにお子さんが2人いる場合は、子供の大学資金として1752万円が必要だということになりますよね。
一人あたり200〜300万円程度の学資保険に入っている程度では、全く話にならない金額です。

では、どうするべきなのでしょうか?収入面と照らし合わせながら考えていってみましょう。

仮に、あなたのお子さんが、4歳と2歳だとしたら、下の子が大学を卒業するまでの期間が20年あるので奨学金を全く利用させないようにするために、1752万円を20年に渡って貯めていくと仮定します。
ということで、毎年87.6万円をあなたの年間の手取り収入から差し引いてみてください。

そして、これに加えて前回お伝えした私的年金のiDeCoに、2人揃って毎月20,000円ずつ預けるとして2万円×12ヶ月×2人=48万円をあなたの年間の手取り金額からさらに差し引いてみてください。

いかがでしょうか?

仮に、2人合わせた合計手取り収入が年間で500万円だとしたら、あなたが使える金額は、364.4万円ということになり、毎月に換算すると約30万円強ということになります。
あるいは、2人合わせた合計手取り収入が年間で450万円だとしたら、あなたが使える金額は、314.4万円ということになり、毎月に換算すると約26万円強ということになります。

そして、この金額の中で、住宅ローンを払い、家と車を維持し、生活をし、学校や習い事に通わせ、税金や保険を支払い、旅行に行ったりしないといけないというわけですね。

いかがでしょうか?
いけそうでしょうか?

おそらく、この残った費用で暮らしていくのは結構キツそうですよね・・・

ということで、教育資金や老後資金に備えつつ生活していこうとしたら、一体どれくらい不足しそうなのか?
一体どれくらい大学資金を奨学金に頼らないといけないのか?
そして、家を建てるとすれば、どれくらいお金をかけるのが適切なのか?

次回は、これらについて一緒に考えていきたいと思います。

 

― END ―

最後までお読みくださり、有難うございました。

夢のマイホーム計画。
子供の教育資金や老後資金のことを考えると夢が覚めるような気持ちになりますよね…

でも、その気持ちが「豊かに暮らし続けること」の第一歩になります!
現実を見ながら資金計画をすることによって、予算オーバーにならず、住宅ローンの返済に追われた人生にならずに済みますから。

次回は、自分たちのマイホームにどれだけお金をかけられるのか、家の予算を設定する前に考えるべきコトをお届けします。
どうぞお楽しみに!

ナカタコーポレーションは、家族の幸せのための家づくりを応援します。

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